【施工管理経験者が語る】就活生が気になるQ&A集!

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【施工管理経験者が語る】就活生が気になるQ&A集!
  • 「施工管理ってどんな仕事?」
  • 「未経験でも大丈夫?」

施工管理という仕事に興味はあるけれど、実際のところがよく分からない…。
そう不安に思っているあなたに向けて、今回は施工管理から人事担当になった私(茂原 寿々)が、皆さんからよくいただく疑問にQ&A形式でお答えします!
ぜひこれからの就職活動の参考にしていただけると嬉しいです!

せっかくのタイミングなので、ぜひ最後まで読みすすめてください。

Q1. 文系出身で知識がないのですが、やっていけますか?

 

まったく問題ありません!
私自身、大学は文系で、施工管理どころか建設業の知識もありませんでした。
あえて大変だと感じた部分をお話しすると、新しい環境に飛び込むという点で、壁に当たることは確かにあると思います。
知らない人に囲まれ、専門用語が飛び交う環境で、最初は分からないことだらけで戸惑うこともあるでしょう。
しかし、ファーストコンテックに入社してみると、9割の方が未経験なんです!
だから、「分からないことが当たり前」という環境で、右を見ても左を見てもみんな同じところで悩み、一緒に解決していきます。
未経験の方が安心して施工管理になれるよう、そして少しでも建設業に興味を持ってもらえるように、当社は「新卒研修」にかなり力を入れています。
例えば、図面の見方や建設の知識だけでなく、「会話」や「人間関係の築き方」にも重点を置いて研修をしています。
建設業では、私たちより若い方からご年配の方まで、本当に幅広い世代の方々が働いています。
その世代に合った話し方というものがあり、よりスムーズに仕事を進める上で、そうした知識はかなり役に立つと実感しました。
施工管理はコミュニケーションがとても大切です。
多くのトラブルは「認識の違い」で起こります。
小さなトラブル一つなら解決は簡単かもしれませんが、それが積み重なって大きな問題になりかねません。
「相手にとって分かりやすい内容で伝えられているか」「相手が自分と同じ認識を持っているか」など、実例を元にした研修も行っています。
未経験の方が安心して建設業界に飛び込めるように、私たちの研修は毎年アップグレードを続け、新入社員の方々からも高い評価をいただいております!

Q2. 人見知りでコミュニケーション力に自信がないのですが、やっていけますか?

 

Q1でも「会話」が大事だとお伝えしましたが、決して「おしゃべりで明るい人だけが施工管理になれる」わけではありません。
施工管理は、技術や知識があるからこそできる仕事です。
だから、自分の性格を気にしすぎる必要はないかなと思っています。
知っているか、計算できるか、アイデアが出るか、交渉できるか、責任を取れるか…。これらも施工管理にとって大切なことです。
もちろん、最初からすべてできる人なんていません。
コミュニケーション能力も、その大切なことの一つです。
私自身、初対面の人に話しかけることが苦手でした。でも、話しかけないと仕事が進まないという場面が何度もあります。
どこの会社に行っても最初はそうだと思いますが、自分が相談しやすい、話しやすい環境を作るまでが大変ですよね。
施工管理も同じです。
現場で作業している職人さんは、最初は少し無愛想な方もいましたが、仲良くなったらとても義理堅くて、困っていたらすぐに声をかけてくれるような方たちばかりでした。
つまり、人見知りでも施工管理はできます! 知識もコミュニケーション能力も、焦らず少しずつ身についていくものだと感じました。

Q3. 体力にあまり自信がないのですが、やっていけますか?

 

体力に自信がなくても、施工管理の仕事は十分に務まります!
施工管理の主な役割は、現場で実際に作業を行う職人さんたちを管理することです。
つまり、施工管理者は現場で直接重いものを持ったり、肉体労働をしたりすることは基本的にはありません。
作業の多くは、職人さんへの指示出し、書類作成、図面確認、打ち合わせ、現場の巡回といった業務が中心となります。
それでも「体力が必要になる場面」というのはいくつか存在します。例えば…
 広大な敷地の現場
 事務所から現場への移動や作業の進捗確認だけで広範囲を歩き回る必要があります。
 高層ビルやマンションの建設現場
 エレベーターがまだ設置されていない初期段階や、資材搬入などでエレベーターが使えな い場合に、階段で昇降することがあります。
などが挙げられます。
そして、油断できないのが「」です。
単に肉体労働が増えるという意味合いではありません。
厳しい暑さの中で業務を遂行するため、歩いているだけでも体力が消耗され、体調管理の重要性が増します。
自身の体調管理はもちろん、現場の作業員全員にこまめな水分・塩分補給を促すのも施工管理の重要な役割です。
「喉が渇いていなくても飲む」「休憩を促す」など、常に意識を向ける必要があります。
また、突然の雷雨やゲリラ豪雨、台風といった荒天が増えるのも夏です。
作業中断の判断、資材の飛散防止、排水対策など、緊急かつ迅速な対応が求められます。
夏は常に体調管理を意識し続けなければいけない点や、イレギュラーな事態が多く発生するため、体力が消耗されやすいと感じました。

Q4. 残業時間が心配です…

 

「残業って社会人になるとどれくらいあるんだろう?」という漠然とした不安、私も就活生時代にありました。
イメージで言うと、皆さんが普段経験している「学校の課題やテスト勉強」と一緒です。
普段の授業の日:時間割通りに授業が進んで、チャイムが鳴ったら帰宅ですよね。
施工管理のお仕事も、順調に作業が進み、トラブルなく終われば定時で帰れる日が結構あります。
このような日を「定時退社」と言います。まさに授業が終わってすぐ家に帰る!ですね。
テストの1週間前:レポートの提出期限が迫っていたり、プレゼンが控えていたり…学校に少し残って作業を続けることがありますよね。
施工管理でも期限のある書類作成や緊急の打ち合わせなどで1〜2時間残業をすることがあります。
「テストが近くなってきたし、少しだけ残って不安をなくしておこう」といった感覚です!
テスト前日:期末テストや成績に関わる発表など重要な日の前日は、遅くまで勉強したり練習したりします。 施工管理でいうと、建物を引き渡す日が迫っていたり、予期せぬ大きなトラブル(台風や事故など)があったりすると遅くなることがあります。
まさに「テスト前の追い込みモード」です!!
夏休み中の授業:長期休暇中でもたまに学校で授業があったり、友達と集まって作業をすることがありますよね。
施工管理でいうと、どうしても休日にしかできない作業(交通規制をかけなければいけないなど)や、大規模な工事現場で土曜日は作業日といった現場もあります。
ここで学生と違うのは、休日に出勤した場合、別日でお休みを取ることができます。
このような日を「休日出勤」(休日に出勤する)、「振替休日」(出勤した代わりに別日を休日とする)といいます!
学校の課題やテスト勉強も、計画的に進めれば徹夜せずに済んだり、協力して早く終わらせることも可能ですよね。
施工管理も、
・工事全体のスケジュールをしっかり立て、進捗を管理する
・職人さんや他の協力会社の人たちと密に連携を取り、困った時には助け合う
ことが残業を減らすためのポイントです!
忙しい時期はあると思いますが、毎日続くわけではありません。
今では残業を減らすための取り組みで「36協定」というものが進められています。
正式名称は「時間外労働・休日労働に関する協定届」と言います。
労働基準法第36条に基づいて定められることから、数字を取って「36協定」と呼ばれるようになりました。
簡単に説明すると、社員が働きすぎないように、会社と社員の間で残業の「上限」を決める大切な約束です。
働き方としては残業が発生する可能性はあるものの、「メリハリを付けて仕事をする」「チームで協力して乗り越える」といった意識がかなり強い印象でした!

Q5. 施工管理のどんなところが好きですか?

 

上記4問は、よく聞かれる施工管理の不安を抜粋しましたが、一番多く聞かれる質問は「やりがい」です。
就活生の方から「やりがいは何ですか?」と聞かれると、私は「建物を建て終わった時の達成感」というお話しをするのですが、今回は違う視点からお話ししようと思います。
こちらです!!
思い通りに進まないことが多すぎる」(ところが好き)
「これだけ考えたのだから大丈夫」「前回はこうだったから大丈夫」
一瞬で覆されます。
要因としては…
資材の問題:資材の納品遅延、品質不良、特定資材の不足など。
人の問題:職人さんの体調不良による人員不足、作業員間のコミュニケーション不足、技術的なスキルの偏りなど。
設計・図面の問題:図面上の矛盾、現場との整合性の不一致、変更依頼など。
天候の問題:台風や大雨による作業中断など。
さまざまな状況が挙げられます。
そして工期が決まっているため、工事を遅らせるわけにもいきません。
このような状況下で、いかに最適な解決策を見つけ、現場を円滑に進めていくか。課題解決能力が試される点も、私にとっては大きな魅力でした。

施工管理の仕事について、少しでもイメージが湧きましたでしょうか?
就職活動中は多くの疑問や不安があるかと思いますが、今日お話しした内容が少しでも皆さんの役に立てば嬉しいです!